まどろみ (セイVer.)

 

「ぅわっ」


セイは小さく叫ぶと口許を両手で塞いだ。

夏の暑さは徐々に過ぎ、朝夕に肌寒さを感じるこの頃。

温もりを感じてその違和感に目が覚めると、目の前にはいつの間に近くにいたのか沖田の幸せそうな寝顔。

 

(・・・・・お饅頭食べてる夢でもみてるのかな・・・)

 

しばらくその様子を眺めて、セイはキョロキョロと辺りを見回しまだ誰も起きる気配がないことを確認すると横になる。

少し、もう少しとゆっくり距離を縮める。

おそるおそるそうっと耳を寄せた。

 

トクン

 

トクン


 

規則正しく打つ沖田の鼓動に安心したのかセイ小さく微笑むとそのまま眠りへと誘われていく。

 

今日の隊務はお昼から。

朝の稽古の時間まで、もうしばらくこのままで。

 

 

20,000打のお礼フリー作品として展示しておりました。
何かお礼できる物はないかと思いまして、いつもよりもちょっとだけ女の子なセイちゃんを書かせていただきました^^

総ちゃんバ−ジョンと対になります。
合わせて読んで頂けると嬉しいです^^

2005.09.16 空子
(2006.04.10 改稿)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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